上海への帰りの便は、明日朝9:50。早朝5時過ぎには実家を出て、福岡空港に向かわなくてはいけません。言わば今日が事実上の帰省最終日です。なので最後に観光をと、阿蘇や久住をまわることにしました。その前に墓参りです。4月に亡くなった義父も眠っています。写真右は、家内と息子が榊を取りに実家の裏手に登る図です。また、稲刈りもそうですが、ちょっと山に入ると、栗がたくさん落ちていて、秋を感じさせてくれます。

 家内の父方の伯母に案内をたのんで、阿蘇・久住に向かって出発。途中、江戸時代、参勤交代の大名行列が通ったという肥後街道 今市石畳道路に寄り道です。どこもそうですが、昔の道は狭い・・・。そんなところに歴史を感じるこの頃。
 山中の曲がりくねった道を走っていると、いたるところに栗が落ちています。伯母に聞くと、小粒な山栗なので、わざわざ取りに来る人はいないのだけれど、味は格別とのことです。

 さて、次は最初の目的地、阿蘇大観峰です。この頃になると運転の疲れが出てきて、あまり観光に身が入りません。もともとは、久しぶりに山歩きがしたいと自分で言い出して、この後九重山をトレッキングのつもりだったのですが、その気力も失せてきて、食事して帰ろうと家内に漏らしたら、せっかくだからと食事の後に湯布院に回ることになってしまいました。ちょっとトホホ・・なのですが、普段旅行にも連れて行っていないので、家族サービスしなくては。
 昼食は久住高原 ガンジーレストランのバイキングです(写真右)。なかなかリーズナブルな価格設定も気に入りました。

  • ランチバイキング大人*2 3000円
  • ランチバイキング子供 900円
  • バイキング シルバー(80歳以上) 1000円

ガンジーレストラン (Guernsey Restaurant)0974-76-0760

 食事の後、心もとなくなったガソリンを補給して、広域農道(だったかな・・)を通って湯布院へ。湯布院が近くなった頃、踏み切りで高級寝台列車ななつ星」に遭遇。なんでも1泊2日が15万円からなのだとか。後でググったら、10月15日からの運行らしいので、今日のは試運転かもしれません。
 そして、湯布院駅で足湯(無料)に入り疲れを癒して、お土産を探しに、湯布院民芸村(?)へ。かわいらしい小物がたくさんあったりで、きっと女性に人気なのだろうと思えるところですが、息子が飽きてきそうだったので、入院中のおばあちゃんへのお土産を探すというミッションを与えました。あれこれと迷いながら、最終的に気に入ったのは、くまモンの人形(写真)です。なかなかの優れもので、話しかけると、オウム返しに声を発します。退院してきたおばあちゃんの独り暮らしが寂しくないようにと、話し相手を置いて行くというのです。本当は自分が欲しかったようですが・・・

 楽しい時間ではありましたが、たいぶん疲れてしまって、小雨がぱらついてきたのを口実に、家族を促して帰路につきました。幸い、湯布院インターはすぐ近く、高速でビューンと行っちゃいます。
 義母のための残った用事は、灯油を買っておくことと、10kgの米を精米すること。全て済ませて、報告がてら病院に立ち寄って別れを告げました。これでやっと休めると思ったのもつかの間、息子と二人床屋へ行って来いとのことです。
 家内の実家に帰りついた頃は、もう何をする気力もなく、とにかく晩酌だ! と、そこへ、家内の従兄弟(伯母の息子)が、自身で釣ったという鯛と焼酎を持ってきてくれ、思いがけず、豪華でにぎやかな晩酌となりました。